冨木先生はおっしゃった、君たちが競技合気道を世に広めてください。小松正治が19歳の時である。
武道学会で発表されたつくりの練習体系を教わり、それまでの稽古法に行き詰まっていた私は目から鱗、その日から稽古法を変え、私の試合でのスタイルはがらっと変わった。
無構えとすり足フットワーク
本体の当身のつくりを徹底して毎日、1000本を稽古前に行うようにした。これにより、いまで右構えで多少、前傾していた姿勢が完全に無構えで胸を張るきれいな自然体となった。
運足
運足は基本動作としては稽古していたが、技をかけるための移動力の養成は格別行っていなかった。それゆえに、試合になるとボクシングのフットワークになりがちで、体重ののった移動力による施技ができていなかった。当身の本体のつくりを反復練習することできれいな姿勢で相手との間合いを詰めることができるようになった。
相手に触れさせないで突くことができるようになった。42歳で西日本大会の決勝戦は学生チャンピオンが相手だった。延長戦の末、僅差の判定負けとなったが、若い学生チャンピオンより速く動き、相手を振り切って短刀をついた。
正中線護身術メニュー
競技合気道の基本稽古に手刀動作がある。手刀合わせ、掌底合わせとともに必ずはじめに行う。
美しく俊敏に制御する技法は合気道特有の精妙なる動作である。競技のためだけの稽古ではこうした実戦的護身法を身につけること
https://youtu.be/fhwA-GiR2fY?si=kuVaZRSjZWs-lbQ0
無心塾の運足法と体さばきは競技合気道(乱取り競技にて有効性を実証)を行う会派特有の技法です。
子供の護身術技法が理論だおれにならないように。
もちろん、子供が完璧に刃物攻撃をさばき撃退することは不可能ですが、致命傷を負わない技法を身につけることができます。前後左右斜めの移動力を稽古するとともに短刀乱取り稽古で相手との間合いを保つ技法を稽古します。俊敏で小回りがきく子供特有の能力を活かしながら攻撃をかわし逃げ切ります。無心塾のどの支部でもこの技法を学べます。この技法は他の武道ではなかなか学べません。
攻撃よりいきた捌きが重要です。我々の大会では体捌競技で技術を競い合います。https://youtu.be/XwFuBwGBYmo?si=5qped7gvpfOpwonM 無心塾合気道は徒手対徒手、短刀対徒手の二つの稽古メニューがあります。徒手対徒手は「当身のジャブ」を主体として、手首技、関節技、浮き技の各技法を分類して稽古します。「当身のストレート」は従来から実証済みの技法を練磨します。総合スパーリングはすべてを融合した乱取りとなります。短刀乱取りは短刀に対する間合いを重視したコントロール法主体として当身、手首、関節技をステマチックに稽古します。
合気道 無心塾